楔13本目 的を射抜く、その心とは

昨日寝たのは4時で、朝7時半に起床して会社へ行った。ただならぬ気合を入れていったので、案外平気に業務をできた。但し、自己の勉強のための夜更かしなら良いがそうではなかった点は猛省すべきだろう。この部署に来て8か月になるが、いまだにピントを外したことを言うことが多くなってきた。というか、2月あたりまではやることなすことフィットしていたが、そこから的を外す発言が増えてきた。今思えば簡単なことだ。はじめはチームのためを想って動いていた。今はいかにして自分が優秀であること、いかに自分が様々なことをすでに知っているか、ということを伝えるのに必死であるということだけだ「そんなの僕はもう知っているよ」「海外や英語の文献にはこんなことがかいてあるよ」等。自己顕示が腹の底にあるから、また仕事に対して真の意味でやらされ感があり、自分事になっていないために、的を外し続けるのだ。

では的を射抜くためにどうすればいいか。簡単だ。自分を捨てること。そして事実を正確に把握し与えられた職責を確実に果たす。それだけだ。とにかく自分(自我)という邪念を捨てること。それだけだ。それが一番難しいのだが。

私は遠い遠い、かつ驚くほど高い頂に登ることに決めたのだ。いま、そこに向かって歩いている。焦ることはない。遠くの頂だけを見ておればよい。周囲の評価は気にしなくてよい。私はただ自分の心のなかに移る頂だけを見つめておけばよいのだ。そしてその頂の方向と異なる場所には決していかないことだ。