楔29本目 友達と楽しく会話をして会話筋を鍛える

今日の午後は、出張でセミナーに参加させていただける機会があった。2030年あたりの近未来の情報技術についてのセッションであった。参加者は300人を超え、盛況であった。その後、お誘いいただいた会社の他チームの方に食事に誘っていただいた。私は、久しぶりに仕事以外の会話を人とした。恥ずかしながらこれが現実だ。結果的にはうまく相手の話を聴くことができたし落ち着いて会話できたと思う。なんだか引きこもりみたいだが、実質の私はそのようなものだ。人と会話をするための筋力が非常に弱っていると感じる。人と一緒に何か作業をしたり、となると目を覆いたくなるような状況だ。これは、私の実力が足りないのではなく、そういったことをしないがために筋力が衰えてしまった状態に近いと感じる。人と遊ぶ筋が足りないのだ。答えは簡単、優良なたんぱく質を食べて筋トレを継続するのと同様、自分が一緒にいて楽しいと思える人と遊ぶようにすればよいだけの話だ。それをしないから、どんどんその力が弱まっていったのだ。なぜ私がそのように感じたか。

それは、ビジネススクールの同級生がナイスガイだったからだ。そして彼らが楽しそうに交流しているのを見て、自分も友達と遊べばよいのだ、とひらめいたのだ。そしてその遊びを重ねることが、自分の魅力を向上させるのにつながるのだと。最近、40近くなったので思うが、やはり人は一目である程度どんな人か見分けがついてしまう。私を他人が見たら、貧相で友達がいなくて暗い人、人と深い付き合いをしない人と、100人中100人が思うだろう。実際の自分はそうであるし、ふと鏡に映った自分を見て自分でもそのように感じるからだ。そしてその状況に非常に危機感を覚えた。だから、たくさんの人と会おう、ビジネススクールが秋休みになっているうちに、と思ったのだ。

遊び慣れている人には不要な話である。実は私も、大学のころ毎日のように飲み会をしており、どちらかというと活発で、会ったことのない隣の席の人とも仲良くなってしまったりしていた。だから、現状のこの初老のさびしいおじさん、という印象は、努力というか楽しいことをすることで解消できると信じている。100歳の私のありたい姿は、たくさんの友人に囲まれている姿だ。能力が足りなくて今の状況になっているわけではないはずだと信じている。だから、将来ありたい姿に向かって、着実に努力をして行きたい。これもこのブログを書き始めたから生じてきた変化であると考える。