楔41本目 充実
場所は仕事のクオリティに影響すると考える。
どこにいても仕事のことを考えられてこそ一流だ、と言われるかもしれないが、場所に適した仕事というものがあるように考える。もちろん、意志の力により劣悪な環境でも集中力を保ち高いクオリティを出すことは重要かもしれない。しかし長期的な視点で考えると、場所ごとにすることを選んだほうが効率的であると考える。例えば、自宅には仕事を持ち込まない、あるいは、夜は仕事をしない、などのルールである。どうしても自宅で仕事をしなければならないときは、早朝にやる、など決めてしまうのだ。例えば私は夜20時以降は明らかにパフォーマンスが落ちることが分かっている。そうであるならば、早く寝てしまって、朝早くおきてやるほうが絶対に良いだろうと考える。私は今日は祝日であるが外に出て仕事をした。しなければならない仕事に向き合うことができたので、9月最後の秋空を見上げながら充実を感じていた。
楔39本目 家族から学ぶこと
妻は私のようにカリカリ勉強することなく試験に合格する。知識に関しても私のほうが多かったりするが、試験には合格するし、人生を着実に前に歩んでいる。私との違いは何かというと、目標達成思考と肝だろう。まあこれで合格するだろうというラインを決めてそれ以上はやらない。要するに落ちたらどうしようといった感情に左右されないので決断が早く的確なのであろう。見習うようにしたい。
楔38本目 旧友との再会
金曜日の夜に9年ぶりに友人に会った。学生時代、互いの考える将来についてよく話し合った友人の一人だ。再会をとても喜んでくれた。美味な刺身をもとに、話は弾んだ。互いにどのような仕事の経歴で、今何をしていて、今後どうしたいのか。別に相談をしに行ったわけではないのだが、何も気を遣わずに友人と話すことを通じて、自分の思考を整理することができた。会話をしながら、これがおかしい、これはおかしくない、というのがなんとなく勘で整理できるのだ。
私はもっとたくさんの友人と会い、語ったほうが良いだろう。この習慣を継続すべきだと思った。だからこそ何とかして時間を捻出しなければならない。
楔37本目 経営者になれるとしたら
ビジネスの世界に身を置く人であれば誰しも、一国一城の主になりたいと思うものであると思う。ただし、現実の泥臭い現場の仕事に悪戦苦闘しているうちに、そういった理想を忘れてしまうものだと思う。今日は、ある人事部長の方とお会いして、経営者になりませんか、ということをいっていただいた。自分がその立場になって辣腕を振るい、会社を長期的に成長させることができるのか、と考えたとき、それは難しいな、と私は思った。私は技術職上がりであり、経営のことは全く理解していない。チームのリーダーとして成功した経験もない。そうした場合に、ベンチャーに行って実践で自らを期待えるだけでは限界があるように感じる。自分が本能的にこの道に進みたいと決めた瞬間に、自分の足りないところがぱっとみえるようになり、かつそれを何としてでも克服して見せる、という気持ちになるのだと思う。今の私はまさにそのような感情になっている。人生の岐路を迎えている。慌てふためかず、確実に周囲も自分も幸福になれるような選択肢を探し、その道に進みたいと切望している。そして私個人としては、そのような人物になれるまで地道に自己研鑽を重ねたいと考えている。
楔36本目 どこに行っても人間力
あるコンサルティング会社に勤務する方とお話した際、御社で最もできる人はどういう人ですか?と尋ねたところ、「人間力です」といわれた。
要するに、どのクライアント先へ行っても、どんなクライアントに行っても、その現場の方々に好かれ、またコメントをする際には不思議と納得させられてしまう力をもった人だ。影響力の大きい人、といっても好いだろう。
さて、影響力を大きくするにはどうすればよいか?話術?人生経験?スキル?職歴?
私の結論としては、その個人の「影響の輪」の大きさに起因するのだと感じた。「影響の輪」とは、7つの習慣に出てくるキーワードで、自分が影響を及ぼすことのできる範囲の大きさを意味する。どこまでを「自分事」としてとらえられるか、という範囲の大きさの問題だ。
振り返って自分はどうか?現状を人のせいにしてこなかったか?過去の自分の選択の失敗の上に現在の不遇があるというのなら、それは過去の自分、つまり今の自分ではコントロールできないことを現在の不遇の理由としていることになる。
常に現在の自分と、自分を取り巻く周囲の状況に対して責任を負わなければ有意義な人生はおくることができないと考える。