楔5本目 地蔵盆という伝統行事から学ぶこと

今日は地蔵盆があった。地蔵盆というとお盆の時期に町内の子供にお菓子がふるまわれるというイメージしかなかったが、妻の実家の地蔵盆は、地域に伝わる由緒あるお地蔵さんを町内の家で持ち回りで管理し、毎年そのお地蔵さんの周りに地域の子供が集まり、子供の健康と成長を祈るという習わしである。なんともそのお地蔵さんは応仁の乱のときにも逃亡の際にもって逃げられたという歴史ある文化財だそうである。私の子供は当然のことながらもらえるお菓子にしか興味がなかったわけであるが、私はこの1000年近くこの地域に続く続く地蔵盆という習わしの奥深さに感じるものがあった。人間の生活文化は関わる人間すべての人が、手間をかけて後世のために残してきたものであり、私は現代を生きる人間の一人として、そのバトンを引き継いでいる。39歳という年齢はまさにバトンをもってトラックを走っている年齢である。私には何ができるのだろうか?何が残せるのだろうか。ただ走るだけではなく、自分が走っていることの意味、背景に時には思いを馳せるようにしたいと思った。明日から仕事が本格稼働する。

 

朝の祝詞、筋トレ、感謝、日記、5分掃除、30分投資、全て実施。