楔33本目 過去は過去でしかない。先のことだけを考えて今やるべきことに集中する

最近、驚くほどに20年前頃のことをリプライさせる出来事が多い。とても多い。一昨日は18年前に出会った方と久しぶりに会食をさせていただき、本日はだんじりを見に京都から岸和田まで子供を連れて行ったのだが、たまたま帰り道で大阪本場のミックスジュースを飲んでみたいと思い途中下車した駅が、丁度20年前に私が親に反対を振り切り一人旅をした場所であった。自分の来し方行く末を考えているタイミングでとんでもない所へ降り立ったものだと思った。

自分の意志で行動しようとした時だけ、抜けるような青空を感じた。自分の意志で生きていないときは、同じ空でもモノクロにしか感じられなかった。丁度20年前のお盆の夏に19歳だった私は、「インターナショナル」の生演奏をその公園で聞きながら、夏の青空を見上げていた。

駅からその地に降り立った本日、さっそく近くにいたおじいさんから、「あれ落としたんじゃないですか」と尋ねられた。全く私のものでなかったが、その気遣いが優しかった。私はこれらの方々に比べれば、学校に行くこともできたし、社会に対する知識もあった。恵まれすぎているだろう。しかし私が少額の募金をしたところでこの現状は変わらない。

とにかく前に進むことだ。ノスタルジックに過去を振り返っていても何も変わらない。